錫(すず)は、一定の温度を維持させてくれる特性があり、化学的な変化が起きない安定された金属である。昔のヨーロッパと北アフリカ地域では錫容器を作って、酒器、食器などで使用したと歴史にも記録されている。
錫は融点が231.9℃と低く、外観が美しいため、青銅器時代から使われてきた。
▲冷い飲み物を注ぐとひんやりと冷たくなる。
錫は熱伝導が大変良く、冷酒を注ぐとひんやりと冷たくなり、熱燗を注ぐと程よい温かさになる。
また、高いイオン効果により、優れた殺菌・鮮度保持の機能がある。お酒の味わいが柔らかく、まろやかになると言われる。