▲ヌタウナギの藁火焼き。赤いコチュジャンタレのヌタウナギ焼きとは違う味で機張郡で最初に始まった。
ヌタウナギは本来、他の魚に吸い付いて肉と内臓を食べて生きていく嫌なやつだが、釜山では健康食であり、おつまみとして人気だ。タンパク質や脂肪、ビタミンAが豊富で、夏のスタミナ食として多く利用されるが、通常は、季節を問わず好んで食べる。
これは、解放後、財布、靴などの皮革製品を作るために革のみ使用されて、肉は捨てられたヌタウナギを安値に買って、焼いて売ったのを皮切りに、釜山の名物料理として定着した。
釜山ではヌタウナギを生きているものをそのまま切って塩だけで味をして、練炭の火で焼いた塩焼きやコチュジャンと野菜を入れて一緒に食べるタレ焼きが普通だ。観光スポットのチャガルチ市場に位置する、ヌタウナギ通りは産地直送の新鮮なヌタウナギを味わうことができる。それと共に釜山おばさんのたっぷりの人情も感じることができる。
また、釜山機張郡に特化されているヌタウナギの藁火焼きも美味しい。これは皮をむいたヌタウナギを丸ごとに焼いて香ばしくて淡泊な味が一品だ。もちろん、生きているものを調理するので気持ち悪いかも知れないが、目をつぶって一口食べてみたら、その味に感動する。
穴子、ヌタウナギの地域らしく、色んな種類のヌタウナギ料理を味わうことができる。釜山の海と一緒に楽しんでみよう。
* お勧めグルメ
① ソンイル家 (051-463-5888 / 釜山市中区中央洞6街79-4) : チャガルチ市場に位置する、3代に渡って受け継がれてきた伝統あるヌタウナギ焼き専門店。安い価格ではないが、新鮮なヌタウナギと特有のすっきりとした味わいで有名である。
② 機長ヌタウナギ (051-721-2934 / 釜山市機張郡機長村侍郞里571-3) 4代に渡って受け継がれてきたヌタウナギの藁火焼き専門店で生松葉焼き、塩焼き、タレ焼きなど色んなヌタウナギ料理を味わうことができる。
③ 有名な機長ヌタウナギ (051-742-8201 / 釜山市海雲台区中1洞1394-232) : 海雲台市場では初めてヌタウナギ料理をしたところで、甘辛いタレ焼きが有名なところである。
