農業用水を保存するために、築造されたという龍池湖の歴史は、遥か昔の朝鮮時代にまで遡ります。1970年代まで、本来の機能を果たして来ましたが、1974年、昌原に大規模な産業団地が造成されながら、公園と調和したリゾート地となりました。
枠の中に閉じ込められた水は、どんな動揺でも流れ出さずに、ただ変わらずそのままあるだけです。たまに風が過ぎ去った場所で揺れる波は、一時停止の画面のように見えたりもします。海や渓谷とは違って"あるまま"の静的な感じを醸し出す湖畔に来れば、心が楽になります。湖の真ん中では、透明な噴水が色々な形態の水しぶきを噴き出して、自分の存在を証明しています。
湖を囲んだ綺麗な道を歩いてみると、いつの間にか公園に流れ着きました。セヨンナムポジョン寺、昌原市民宋氏碑など、昌原を象徴するいくつかの記念遺跡が多く見られます。"故郷の春"を作詞した、イ・ウォンスを称える歌碑をはじめとした、様々な碑石たち14基があちこちに建っています。何かを記念したり、遺跡だったり、遺跡の模型であったりします。このように完璧な風景を抱いて、様々な施設まで備えた公園は珍しいです。
Jack's Tip
週末には、龍池野外舞台で音楽会などの文化行事が豊富に開かれて、時には湖の上で提灯をたらしたりもします。