▲新鮮なタラで料理したテグタン
頭と口が大きくて付けられた名前、大口(テグ)。見た目はスケトウダラと似ているが、体の前の方が肉厚で、後ろは段々平坦になる。巨済のテグは全国生産量の大部分を占めて、味が優れており、海の貴族とも呼ばれる。
10月から翌年2月までの間に鎭海灣(ジンヘマン)で主に獲れるし、一時は漁獲量が急速に減少し、珍しい魚として扱われた。今では稚魚放流事業など、さまざまな復元事業を通じて、漁獲量が多く増えたが、まだ高級魚として、その味と栄養を誇る。
特にテグは昔から体が虚弱な人の保養食で使われたが、母乳が不足している妊婦がテグタンを食べると母乳が増えるし、それだけでなく、乳腫には、テグの皮を水に浸してから貼ると治療に役立つとして、民間療法でもテグを使った。
冬に食べるテグタンの淡泊な味は、言葉で説明できないくらい。白身魚の中で王と呼ばれるテグは、スープでよく調理して食べるが、様々な味付けをして和えた蒸しもグルメたちの間で人気が良い。テグタンは、巨済の冬を代表する食べ物で、巨済地域ではテグタンー杯で冬海から吹いてくる寒い寒さを吹き飛ばす。
* お勧めグルメ
① ヤンジバウィ刺身屋 (055-635-4327 / 慶尚南道巨済市楠面外浦里1853-41) : 漫画食客に登場され、有名になったグルメで、直接獲ったテグで料理をする。
② 巨済島新テグタン (055-681-7142 / 慶尚南道巨済市長承浦洞696-6) : 刺激的ではないながらもすっきりとしたテグタンを味わえる。