タレジョン

住所: 慶尚南道金海市三渓洞1507-1
アクセス: 外洞ターミナル停留所から一般バス14番に乗車後、ハニルユー＆アイ停留所で下車。
一行情報: 営業時間　14時〜2時/予算　1万5千ウォン/代表メニュー　羊肉串/駐車場　無/第2、4日曜日　休業
詳細説明: ヨーロッパ、中東、アフリカ、中国の食卓では愛されますが、韓国で唯一蔑視されている肉があります。それは、まさに羊肉です。韓国で、保養食として人気がある犬肉を、ヨーロッパ人は蔑視します。そこには情緒的な側面と、文化的異質性が関係しているようです。しかし、韓国の人々が、羊肉にもつ先入観は、情緒的であることも、文化的な側面もありません。ただ味に対する偏見だけです。

韓国では、よく羊肉は臭いが嫌で、肉が硬いと言います。しかし、これには半分の真実と半分の誤解が共存しています。すべての食用にする肉類がそうであるように、歳を取って老衰すると、肉質は落ちてしまいます。自然な臭いも仕方がありません。羊肉も同様に歳を取った"マトン（Mutton）"は味は良くありませんが、生まれてから1年未満の子羊"ラム（Lamb）"で調理された料理は、味で言えば他の肉と比べものになりません。

"タレジョン"は、このラムを美味しく調理する店です。主人は、在中同胞3世、中国黒竜江省の出身です。中国が羊肉で有名だということを考えてみると、ここのオリジナリティさは素晴らしいです。羊肉串、フレンチラック（カルビサル焼き）、しゃぶしゃぶ、羊鍋などがメニュー表にあります。徹底的に肉のみを取り扱うのが、何だか専門的な感じがします。その中でもこの店のオススメは、羊肉串とフレンチラックですが、羊肉串に添えられた独特のヤンニョムの味が、羊肉の脂を淡泊にしてくれます。フレンチラックは、羊の王カルビサルの骨を取り抜き、チキンのようにちぎって食べられるように焼き、1つ1つが単品で提供されます。これをチュラン（香辛料）につけて食べれば、最高の相性を誇ります。羊肉が初めての人々のほとんどは串を注文しますが、フレンチラックは少し違った味を楽しめます。

羊頭狗肉、羊の頭を掲げて、実際には犬の肉を売るという意味です。良いものを前面に出して、実際には悪いものを売ったり、表は問題が無くても中身はお粗末であることを意味します。直訳すれば、羊肉が犬肉よりも美味しく、質の良い肉というわけです。どんな味なのか気になる人は、専門店である"タレジョン"に1度足を運んでみてください。

Jack's Tip
中国式羊肉料理と最高の相性を誇る青島ビール。中国で1番有名なビールであり、世界3大ビールに数えられる貴重なお酒です。羊肉串には、公式のように青島ビールを添えると言うので、一緒に飲んでみるのも良いでしょう。

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