慶州は、総面積約1,325㎢で人口27万に過ぎない小都市です。しかし、規模だけを見て判断しないで下さい。都市と農村の境界を行き来する道のあちこちに散在している、文化遺跡と観光スポットを中心に、中身がある旅行をするためには、丸一日程度は必要です。
DAY 01:石窟庵 - 仏国寺 - 善徳女王陵 - 国立慶州博物館(聖徳大王神鐘)
仏国寺と一緒に慶州を代表する文化遺産の2本柱、石窟庵をコースの出発点にします。世界的な建築家たちを石窟庵に連れて行くなら、精神を置いて眺めながら、石窟庵の巨大な規模な威容さを実感してみましょう。蓮座の上に座っているポンジョンブルの笑顔が、長い間心に残るところです。
次は石窟庵から自家用車で、約13分の距離にある仏国寺に足を運びます。吐含山の麓の斜面に神秘入っている仏国寺。閑静な山並みと静かに調和を成している、ここの見どころポイントは、新羅塔様式の典型となった釈迦塔と多宝塔、そしてタンウで垣間見ることができる、古都の寺院建築技術です。
仏国寺を後にしたら、檀君以来初の女王、善徳女王が永眠しているところ、善徳女王陵に向かってみましょう。特別な様式やディテールがない身軽な墓と、下部に自然石で2階の基壇を積んだのが全部ですが、王陵に向かう道とそのそばで育つチャンソンで心が癒されます。
7、8世紀新羅の煌びやかな文化が、21世紀の慶州でどのように移植、転移したのか一目で見分けることができる、教科書的なコースが残りました。まさに、国立慶州博物館です。 2万坪余りの敷地につくられた大きな建物は、10万点の文化財と3千点余りの遺物を常設展示しています。博物館の入り口には、あの有名な "エミルレ鐘(聖徳大王神鐘)"が壮大な姿であなたを迎えているので、これもお見逃しなく。
*周辺グルメ:ユスジョン
*周辺宿所:慶州コーロンホテル、吐含山自然休養林
DAY 02:瞻星台 - 大陵苑 - 皇龍寺址 - 雁鴨池(臨海殿址)
旅行二日目は、新羅の科学技術の象徴であり、教科書の定番メニューである瞻星台からスタートしてみましょう。古都の意味が込められた象徴性と、それを裏付ける技術力が込められた、瞻星台の偉大さを直接見て胸で感じてください。
瞻星台から50メートル余りの距離に隣接している大陵苑。慶州市内に23個の古墳が山のように、壮大な姿で位置しているのが特徴です。この中には、墓の内部を一般に公開した天馬塚がありますので、一緒に見てみるのも良いでしょう。
次は、かつて東洋最大規模の寺院でしたが、今は寺院の跡だけ寂しく残った皇龍寺址で、少しの時間を過ごして、雁鴨池に行ってみます。静かな東宮の姿と城壁をめぐらしほのかな照明、そして月光が生み出す特別な夜景の眺めは、CNNが選定した "韓国で行ってみなければならない美しい50選"に選ばれもしました。それで、他の観光地とは異なり、夜10時で閉店はしません。