「死ぬ前に一度は行くべき国内旅行地」でいつも選べられる慶州。
カメラのシャッターを押すと、何でも作品になるところである。慶州のあちこちに隠れている静かな新羅の歴史と、自然の風景、そして数多くの文化遺産が調和し、韓国のどこよりも伝統があるところだと言えるだろう。特に徒歩、自転車、スクーター、自動車どの交通手段であれ、コース別に利用することができ、観光客の年齢層も幅広い。
1. 雁鴨池・蓮花団地
毎年7 〜 8月になると、慶州の代表スポットの雁鴨池の水辺を埋める、蓮花の饗宴に多くの人が訪れる雁鴨池・蓮花団地は慶州の代表的な撮影スポットである。雁鴨池の活性化のため、2006年から慶州市が造成した約5万m²の蓮花団地は蓮花の中を歩いて満開された蓮花の写真を撮るのに最適な場所である。蓮花の開花期は7〜8月の夏で、午前9時〜11時の間に満開するので、ご参考!
2. 統一殿イチョウ並木
秋の木である、銀杏の木は待ちを意味する黄色いハンカチと似ている。風に舞う黄色いイチョウ葉は、まるで戦場に出た夫を待っている妻の手ぶりのようだ。
黄色い銀杏の木が、特別なこともないと感じるかもしれないが、慶州の統一殿イチョウ並木を見ていると、そう思わないだろう。本当の秋を迎えたような感じというか。道路にぎっしりと並んで立っているイチョウの群落。
南山を向き合った道路の中央に出て撮影してもいいが、危険なので、人道で撮影したり、ズームを引いて撮ったりしよう。
▲ 統一殿の前、黄色のイチョウ並木がとても綺麗だ。
3. 良洞村
良洞村(ヤンドンマウル)は、慶尚北道慶州市江東面にある伝統民俗村。慶州市中心部から北へ約25kmのところに位置し、安東河回村とならんで両班の村として知られる。
村全体が重要民俗文化財第189号に指定されており、また、2010年7月31日に河回村とともにユネスコの世界遺産に登録された。
李朝時代に両班であった月城孫氏と驪江李氏の同族村であり、この2氏がある時は互いに競争し、またある時は互いに協力しながら約600年にも亘って発展した村である。中宗に仕えた有名な学者である李彦迪をはじめ、多くの人物を輩出している。
幾度の戦火に見舞われた朝鮮半島において、当時の様子を現在に伝える数少ない貴重な集落であり、現在も約150戸ほどの家屋が現存し、今もなお生活している。
▲ 良洞村の全景