また祭りの白眉は閑山大捷再現で、およそ420年前に熾烈だったその頃の状況がそのまま再現される。砲弾の代わりにあちこちで鳴る花火の音と海の真ん中を突撃する亀甲船を観覧し、観覧客はしきりに拍手を送る。
統営閑山大捷祭りでは歴史に関する記念行事だけでなくバナナボートやボート、水球など、統営の海で楽しむことができるマリンレジャースポーツも気軽に親しめるようになっていて、祭りの会場付近には閑山島と比珍島、毎勿島など美しい島もあるので立ち寄っていくのもいい。
毎年祭りのコンセプトと詳細プログラムは少し変わるが、李舜臣将軍の救国精神を称えるため、統営、閑麗水道の美しい資源を積極的に活用するというのは変わらない。お祭りの日程はストーリーテリングで構成されており、実際の李舜臣将軍が陣頭指揮した海戦で使われた戦略などを中心にした華やかな水中公演をみることが出来る。
祭りの歴史が古く、段々大きくなり、コミュニケーションの必要性を感じたお祭り委員会側では、ホームページをはじめ、ブログ、SNSを開設して祭りに関連する資料を共有している。