そうするうちに、軽石で作った最初のトルハルバンが出来上がったが、それさえ偽者が作られ、より厳しい石を選んだのが、今の玄武岩のトルハルバンである。
玄武岩は、強いというより丈夫な石で、もっと長時間の作業が必要であった。27歳のジャン・ゴンイクさんは玄武岩と一緒に生涯を生きてきたのだ。今では、その作品性と技量を認められ、60カ国以上の国に広まっている。
ところが、トルハルバンを徐々に忘れていく、観光客で、ジャン・ゴンイクさんは寂しい。昔に比べて需要が急減したが、彼はまだ一人で玄武岩トルハルバンを守っている。