韓国で最も早く春が訪れる済州島では、2月末から桜と椿、ツツジやレンギョウが咲き始めるが、やはり済州としたら、一番最初に思い出す花。済州花の女王である菜の花だ。
春の間中済州島全域を黄色に染めるこの美しい菜の花をテーマにした祭りが4月初めに開かれる。毎年数多くの観光客が訪れる済州島の代表的な祭りの一つで、様々な体験イベントや公演も開かれる。
済州の菜の花は全部美しいが、その中でも牛島の春は、町全体が菜の花になるほどスケールが格別だ。
この美しい景色を見たアメリカの「CNN go」は、韓国で必ず行くべきところに、この美しい島全体を指定した。
牛島の菜の花祭りは、独自に開いていたが、5年前から牛島サザエ祭りと一緒に開かれている。城山港か舊左邑終達里港2カ所から島まで約10分間走って、牛島に着くと清浄な風を感じることができる。菜の花の香り、そして海の香りを抱いたサザエの匂いまで。牛島が吹き出す春の息が生々しく聞こえる。
二つの祭りが同時に行われるので、観光客は菜の花の香りを嗅ぎながら、角サザエを味わう。それこそ見て聞いて触って味わって楽しむ五感満足の現場であるわけだ。特に牛島の角サザエは、市販でよく見つけることができない宝物である。
*済州の菜の花スポット
1)城山日出峰:牛島と一緒に菜の花のズポットで有名なところ。壮大な城山日出峰を背景に見事に咲いた菜の花はとても綺麗だ。
2)鹿山路(ロクサンロ):菜の花の道をドライブで楽しむことができるところ。韓国の美しい道100選に2年連続で選定された記録を保持している。