▲お土産用の晋州・マパン
<三国遺事>の百済武王が子供の頃、薯童(ソドン)と呼ばれた時から生計の手段として使われたものがあったのが、それは'長芋'である。この長芋を掘って売りながら生活をしたし、善花公主を連れて来るための手段として、「 薯童謠(ソドンヨ)」を伝播させる時も、長芋を利用した。もちろん、今も「死ぬ前にぜひ食べて見なければならない食べ物100」の中に入るほどの健康食品として知られている。
長芋の産地では、安東と晋州が有名だが、安東は薬用として使われる長芋を、晋州は食用の長芋を集中的に育てる。晋州産の長芋は南江の川辺の肥沃な土壌と智異山からの清浄な水で栽培され、全国最高の品質を誇る。生産量においても、全国食用長芋の60%を超える。また、長芋は晋州市の特化作目でもあり、昔から晋州は長芋を使った加工食品を開発した。
して、繰り返される研究と市場調査を行い、生まれたのがこの「晋州マパン」である。長芋は味と香りがない無臭無味の食べ物だが、あんこを入れてパンを作ったのだ。一口の大きさで晋州産の長芋がたっぷり入って、多く甘すぎず味が良い。