▲ 東莱パジョンは小麦粉ではなく米粉で作って、かなりの時間と心を込めた貴重な料理である。
パジョンの中、断然最高と言える東莱パジョン。釜山と言ったら欠かせない食べ物の内、一つである。一般的に知られているパジョンは、ワケギやニラに小麦粉と卵、様々な魚介類を入れ混ぜて焼くが、伝統的な東莱パジョンは、一般的なパジョンと焼き方が違う。すべての材料を混ぜて焼くのとは違って、米粉(米粉、もち米粉)を混ぜた生地を油かけたフライパンに丸く伸ばして、ネギを載せて、その上に色々な魚介類を載せた後、もう一度生地を薄く載せて、赤唐辛子、青唐辛子をのせてひっくり返して焼いた後、卵で仕上げをして、酢醤油を添えて出せば良い。東莱パジョンは時間と心を込めた貴重な料理である。
この料理の由来には正確な文献記録はない。壬辰倭乱の時東莱城に侵入した倭軍にネギを投げ倭寇を破って戦争に勝利したことを意味を生かして食べていた食べ物だった説があるし、韓国戦争後、東莱妓生が釜山に進出して運営した店のメニューに東莱パジョンがあって"東莱妓生"という名前で有名になったという説がある。
東莱パジョンが一番おいしい時期はネギの旬である10〜11月で、この時のネギは柔らかいし、白い部分が多く、甘くて香りも優れている。ネギには、ビタミンやカルシウム、鉄分などが豊富で、風邪の予防にも役立つ。
東莱パジョンは、釜山市東莱区明倫洞に位置する東莱区役所近くの"東莱パジョン通り'に造成されているし、1年を通して観光客の足が絶えない。
* お勧めグルメ
① 東莱ハルメパジョン(051-552-0792 / 釜山市東莱区福泉洞 367-2) :東莱パジョン通りの入り口に位置しており、伝統的な作り方で昔の東莱パジョンを味わうことができるところ。お客さんでいつも大混雑である。価格が高いというのが残念。