ほとんどの旅行地には、必須のコースがあるはずです。よく釜山と海、刺し身などを組み合わせて話すように、済州島ではオルムに登って、日の出を見るのは欠かせません。長年の火山活動でできたオルムが多く、名前もあまりにも多様で、その山頂部に登って、絵のような済州の風景を観賞していると、心が癒されます。
背景に薬草があり"ペギャギオルム"という名前を得たここは、オルムのあちこちに様々な種類の植物があり、美しくて風変わりな感じがいっぱいなところです。また、大きな力をかけずに登れるように、緩やかな傾斜路が続いており、誰でも気軽に頂上まで登ることができます。運が良ければ、オルム頂上に向かう狭い一本道の両側に広がる野原で、牛がのんびり草を食べる姿も見ることができます。
柔らかな草原と低木が、まばらに集まって作られた草むらも、何となく快適な感じです。オルム前の斜面には、薬用として使われる野イチゴ、チュンチュンイコッ、ヒャンユ、ヨモギ、パンアプル、シソ、スェムルプ、チョピナム、インドントングルなど数十種類の薬草が散在しています
オルム頂上に登ったら、遠く雲に隠れた漢拏山と一緒に、城山沖と日出峰が目の前に広がり、爽やかな眺望を誇っています。また、頂上からは、トラック模様の山頂部に沿って、周辺の様々なオルムを眺めることができますが、クレーターをじっくり一回りしてみると、すべてのオルムを見物することができたような気分です。