チャガルチ市場後ろのデッキに沿って歩いてみると、小さな船がその下を通る影島橋が見えます。この影島橋の正式名称は影島大橋、開通した当時は釜山大橋でしたが、釜山港開港100周年記念で影島大橋のすぐ横に、現在の釜山大橋を作って影島大橋に名前を変えられました。

1934年11月、"橋が光って架かる"は信じられない話として、確認するために開通式現場に駆け付けた人波が、6万人にもなった事実は今も有名です。当時、釜山の人口が16万人だったとしたら、まさに途方もない人波だったと考えてみます。また、影島橋は日帝の収奪が激しくなると、多くの朝鮮人が飛び降り、命を終えた切ない別れの場所であり、韓国戦争のときは多くの避難民たちが、もしかしたら別れた家族を会えるかと、西城であった待ちのスペースでした。しかし、現在は安全上の問題で全面解体と改修作業に入っており、2013年に完成予定というので、残念ながらそれまで影島大橋との出会いを少し延ばさなければなりません。