• 盤亀台岩刻画

住所
蔚山広域市蔚州郡彦陽邑大谷里サン234-1
アクセス
彦陽から盤亀台に沿って約6.6km移動した後、盤亀台入口から盤亀台岩刻画方面に右折してください。盤亀台内の道に沿って、3kmちょっと移動してください。また、彦陽市外バスターミナルから市内バス308、313、318番を利用すれば40分程度かかります。
詳細説明
盤亀台岩刻画を見に行く道、気持ちの良い遊歩道でスタートします。有名な観光地のように木造デッキを敷いたり、利便性を考慮した施設も設置されてはいませんが、雨の日には、土の香りが感じられる和やかな道です。木と草が茂りトンネルを成す姿が、夏場になると結構涼しそうです。

500メートルほど歩いたでしょうか。トンネルが終わって、洞窟の外に出たかのように明るい光が見えます。川の向こうで削ったかのような、奇岩が屏風のように広がっていて、所々で育った木が、この隠れた秘境の冒頭を飾っています。まさにここ、盤亀台一帯のデモダム西岸の岩壁に、盤亀台岩刻画が彫刻されています。これらの内陸の奥深い地域で、先史時代の人々が集まって住んでいたなんて、ちょっと不思議ですが、昔は蔚山一帯は海の中に沈んでいた地域だったといいます。岩に刻まれた捕鯨の絵を通じて、太和江上流地域は、海水が出入りしていた海岸地域であったことがわかります。

岩刻画が刻まれた岸壁の下にダムがあり、降水量が多い夏やダムがいっぱいになるときは水面下に沈みますが、水が乾いたら初めてその姿を現します。間に入った水のために、肉眼では詳しく見づらく、向かいに設置された望遠鏡を通じて、岩壁をたどって見ることができます。クジラ、犬、オオカミ、トラなどの獣から人の姿まで、多様な生物種がかすかに刻まれていますが、これは狩猟文化を成した、先史時代の生活を覗いて見ることができる貴重な歴史資料となっています。

先人たちは、岩に必死に絵を刻んで何を考えていたのでしょうか。それは、当時の生活を単純に"描いた"のではなく、豊かな生活への願い、そして子孫繁栄につながる夢と希望を、強靭な生命力として"刻印"させたのではないでしょうか?

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