霊鷲山、千聖山に加えて梁山の3大名山と呼ばれる天台山。一部では、霊鷲山と土谷山と一緒に天台山を3大名山と言いますが、どこに行っても天台山は必ず名前が挙げられます。どの時流にも動揺することなく、誰の主観にも流されずに名刺を差し出すことができる天台山は、本当の名山であるようです。別名、ポチョン山とも呼ばれ、近隣に夏の避暑地として有名なベネゴルが連携しており、慶南の人々には非常に有名な山です。
天台山の南に位置した天台寺を横切る、木と岩がある坂道に沿って登ります。山と一緒に歳月を積んで来た痕跡が、所々でうかがえます。天台寺と共に静まり返っていた雰囲気を醸し出す姿に感嘆して、向かいの山裾に素敵にかかった雲を眺めながら登ると、俗世の憂いを少しの間忘れられるようです。
急な山道を登ると、龍淵の滝が見えます。白い水流を吐き出す滝の水の粒子、その生命力にもう一度感嘆します。昔の文人たちは、山へ、海へ、渓谷へ、風流を楽しみに行っていたようです。
天台山の頂上に立つとエンドルフィンが出ます。頂上に登って、あの有名な天台落照を一度見てみたら、征服感からの爽快な歓喜が感じられるところです。