ここは、地形が象の牙の模様のようになっているとして"達牙"という名前がついたと伝わっています。しかし、私たちには"月が美しいところ"という言葉通りに解釈するのが、お馴染みとなっています。ここは、場所自体よりは、月が浮かぶ前の公園から眺める日没の風景が、素晴らしいとして知られています。統営八景の中でもベストオブベストであるナンバー4にランキングしても良いでしょう。
市内からしばらく走ったでしょうか。待っていたかのように、目の前に突然開かれた海の上に浮いている島々が見えます。それぞれ大きさもすべて異なる緑の島々は、まるで青い画用紙の上に描かれた、一幅の絵のようです。
公園に到着すると、車に乗って来た時よりも、太陽の日差しを感じられます。最も高く浮かんだときより暗くなって、より物静かになった雰囲気です。やがて海の下に完全に姿を隠した太陽、公園には闇が訪れて月の光がほのかに四方を染めていました。
Jack's Tip
ここまで行くバスの配車間隔は、ほぼ1時間に近いので、時間をうまく合わせられない場合があります。達牙公園と隣接している、統営水産科学館で午後の時間を過ごして、日没の時間に合わせて、ここを訪れるのも一つの方法です。