済州に来て静かにリラックスしたい人は、観光客で混雑する済州の海よりも、森道の方が良いかも知れません。済州市奉蓋洞火山クレーターの下にあり、位置的にもとても良いです。
40年を超えた杉が、所狭しと立ち並ぶ森'チョルムル’という名前は、以前、寺の横に水があって付けられました。今は寺は無くなり、神経痛と胃腸病に効果があるという、湧水が湧き出る薬水庵だけが残っています。海側から吹いて来る、杉の間を通過した潮風が、安心感を与えるフィトンチッドを放出させ、海水よりも涼しげな清涼感が感じられます。特に、初夏から秋の間、午前10時〜午後2時までが、最も理想的な森林浴の時間だといいます。
森の中にある散策路を歩くと、自然の香りで、体と心が健康になるようです。スギ林の間の所々に置かれた、広々とした平床がたくさん見られます。ベンチもあるのはありますが、平床の数がはるかに圧倒的です。10名程度が横になれるサイズ。ここで、横になってじっと空を見ていると、真夏でもエアコンどころか扇風機すら必要無く、涼しい自然の風が汗を冷やしてくれます。
Jack's Tip
1. 旅行の招かれざる客である雨も、チョルムル自然休養林においては来賓!雨の日は、森全体が霧と雨の音が全身で感じられ、森林浴を楽しむことができます。済州島に来て雨が降ったなら、すぐにここへ向かいましょう。
2. 森の後ろには、チョルムルオルムがありますが、頂上に登ると済州市の全景と空港が見えます。